用語

範囲スクリーンショット

範囲スクリーンショットは、ディスプレイ全体や特定のウインドウではなく、手動で選んだ長方形の領域だけを撮影した画像です。画像に含める範囲を細かく指定できます。

範囲、ウインドウ、画面全体の撮影の違い

3つの方法では、撮影する広さと調整できる範囲が異なります。

画面全体の撮影では、ディスプレイに見えているものをすべて保存します。対象を選ぶ必要はありませんが、メニューバー、背後のウインドウ、通知など、不要なものも写ります。

ウインドウ撮影は、1つのアプリウインドウの境界に自動で合わせます。整った画像を毎回同じ形で残せますが、そのウインドウの形と大きさに限られます。

範囲スクリーンショットでは、画面上の任意の場所に長方形を描きます。複数のウインドウにまたがる部分や、1つのUI要素だけを選ぶことも、ウインドウの境界と一致しない部分を切り出すこともできます。ただし、選択範囲は手動で合わせる必要があります。少しずれるだけで、重要な内容が切れたり、不要な端が入ったりします。

範囲スクリーンショットを使う場面

対象が1つのウインドウや画面全体に収まりよく配置されていない場合に役立ちます。

  • UI要素のドキュメント: 周囲の画面を除き、ボタン、ダイアログ、コンポーネントだけを撮影します
  • バグ報告: 視覚的な問題が起きた場所と、位置を判断できる最小限の周辺情報を残します
  • SNS投稿: プラットフォームが指定するアスペクト比に合わせて範囲を選びます
  • プレゼンテーション: 周囲のデータを見せず、ダッシュボード、グラフ、レポートの一部だけを使います
  • すばやい共有: ウインドウ全体では情報が多すぎる場合に、必要な部分だけをメッセージで送ります

目的は、見る人に必要な内容だけを見せ、それ以外を入れないことです。

アスペクト比のプリセット

SNS、広告、ドキュメントのテンプレートに範囲スクリーンショットを使う場合は、画像の寸法が重要です。よく使われる比率には、プレゼンテーション向けの16:9、SNSの正方形サムネイル向けの1:1、縦長投稿向けの4:5、リンクプレビュー向けの1.91:1があります。

自由にドラッグしながら、この比率へ正確に合わせるのは簡単ではありません。一部の撮影ツールでは、アスペクト比をプリセットから選べます。選択ボックスの比率が固定されるため、目分量で合わせたり、撮影後にサイズを変えて画質を落としたりせずに済みます。

大量のスクリーンショットを作る場合も、固定した範囲なら画像の見た目をそろえられます。すべて同じ比率になり、あとのレイアウト作業が簡単になります。

範囲スクリーンショットでよくある失敗

  • 必要な周辺情報まで切る。 範囲が狭すぎると、画像を理解するために必要なラベル、ツールチップ、エラーメッセージが切れることがあります。対象の周囲に少し余白を残してください。
  • 画像の寸法がそろっていない。 同じドキュメントやページで大きさの異なる画像を使うと、レイアウトがばらつきます。選択範囲の寸法を統一するか、アスペクト比プリセットを使います。
  • 画面のスケーリングを考慮しない。 高DPIディスプレイでは、撮影画像のピクセル寸法が想定の2倍になる場合があります。ドキュメント上で大きくなりすぎたり、不適切な縮小でぼやけたりします。
  • 意図しない重なりを含める。 選択中に表示されたツールチップ、ドロップダウン、ポインタの跡が画像に残る場合があります。一時的なUIを閉じてから範囲を選んでください。

よくある質問

macOSで範囲スクリーンショットを撮るには?

Cmd+Shift+4を押します。ポインタが十字線に変わったら、撮影する領域をドラッグして選びます。ボタンを離すとスクリーンショットが保存されます。

Windowsで範囲スクリーンショットを撮るには?

Win+Shift+Sを押してSnipping Toolのオーバーレイを開きます。「四角形モード」を選び、撮影する範囲をドラッグしてください。画像はクリップボードへコピーされます。

範囲を選ぶときにアスペクト比を固定できますか?

OS標準の撮影ツールの多くは、アスペクト比の固定に対応していません。一部のサードパーティ製ツールでは、SNSやプレゼンテーションでよく使う比率をプリセットから選べます。

範囲スクリーンショットと画像の切り抜きは同じですか?

結果は似ていますが、処理するタイミングが異なります。範囲スクリーンショットは撮影時に選んだ部分だけを保存します。切り抜きは、画面全体を保存したあとに不要な部分を取り除きます。

重なったウインドウの背後も範囲スクリーンショットに写りますか?

いいえ。範囲スクリーンショットに写るのは、画面上で見えているピクセルです。別のウインドウが対象を覆っていれば、そのウインドウも画像に含まれます。

出典

関連資料

範囲スクリーンショットとは | 用語集 | Shotomatic