用語
画面キャプチャ
画面キャプチャは、ディスプレイ全体、1つのウインドウ、指定した範囲など、画面に表示されている内容をデジタル画像として保存する操作の総称です。
画面キャプチャの種類
画面キャプチャには複数の方法があり、それぞれ適した場面が異なります。代表的な種類は次のとおりです。
- 全画面キャプチャ: タスクバーやDock、開いているすべてのウインドウを含め、ディスプレイに見えているものをまとめて撮影します。作業環境全体を記録するときに便利です
- ウインドウキャプチャ: デスクトップの背景やほかのウインドウを除き、1つのアプリケーションウインドウだけを撮影します。余計な情報が入らず、対象が明確になります
- 範囲指定キャプチャ: ドラッグした四角形の内側だけを撮影します。周辺を見せず、特定の要素に絞りたいときに向いています
- ビューポートキャプチャ: 指定した幅と高さで、ブラウザの表示領域に描画された範囲をそのまま撮影します。Web開発やQAでよく使われます
- フルページキャプチャ: 見えている領域を越えて、スクロール可能なページの末尾まで撮影します。縦長の1枚の画像になります
どの方法が適切かは、受け手に何を見せる必要があるかで決まります。情報は多ければよいとは限りません。必要な部分だけを切り取った画像のほうが、全画面より要点を伝えやすいこともあります。
画面キャプチャが使われる場面
画面キャプチャは、視覚情報をやり取りする多くの業務で使われます。
- 不具合報告: 報告者が見ている状態を開発者にも伝えられるよう、チケットへ画像を添付します
- ドキュメント: ガイド、チュートリアル、ナレッジベースの手順を画像で示します
- デザインレビュー: ページやコンポーネントの現状を共有し、フィードバックを集めます
- QAとテスト: ブラウザや端末ごとの合格・不合格状態を視覚的な記録として残します
- 営業とマーケティング: 製品画像、SNS素材、比較画像を作ります
いずれの場合も、撮影方法と構図によって、伝わりやすさが変わります。
画面キャプチャと画面録画の違い
どちらも画面上の出来事を記録しますが、目的は異なります。
画面キャプチャは、1つの瞬間を静止画にします。ファイルが比較的軽く、注釈を加えたり、文書へ埋め込んだり、保管したりしやすい方法です。特定の設定になったUI、描画済みのページ、あるエラーメッセージなど、静止した状態の記録に向いています。
画面録画は、時間とともに変わる様子を映像にします。画面遷移、操作、手順の流れを見せられるため、不具合の再現、機能の案内、プレゼンテーションの記録に向いています。
状態を残すなら画面キャプチャ、手順を残すなら画面録画が基本です。手順を録画で示し、最後の結果を静止画で強調するように、両方を組み合わせる場合もあります。
よくある失敗
- 広く撮りすぎる: 必要なのが1つの要素だけなのに全画面を撮ると、見る人は該当箇所を探さなければなりません。要点が分かる最小限の範囲に絞ります
- ピクセル密度を考慮しない: 高DPI(Retina)ディスプレイで撮影すると、2倍解像度の画像になる場合があります。ファイルが大きくなり、文書やWebページへ配置したときに想定外の倍率で表示されることがあります
- 機密情報を見落とす: ブラウザのタブ、通知、メールのプレビュー、URLバーにも個人情報が映る場合があります。共有前に画像全体を確認します
- 形式を使い分けない: JPEG圧縮では文字やUIの輪郭がぼやけます。PNGは細部を保てますが、容量は大きくなります。文字中心ならPNG、写真中心ならJPEGというように内容へ合わせます
- 撮影寸法を統一しない: ドキュメントやマーケティング素材で画像サイズがばらばらだと、レイアウトが整いません。撮影前にビューポートまたは範囲の大きさをそろえると、後からの修正を減らせます
よくある質問
画面キャプチャとスクリーンショットは同じですか?
スクリーンショットは画面キャプチャの一種です。画面キャプチャは、画面録画、スクロール撮影、範囲指定撮影なども含む、より広い総称です。
画面キャプチャと画面録画の違いは何ですか?
画面キャプチャは、ある時点の画面を静止画として保存します。画面録画は、動きや画面遷移、音声を含む連続した映像を記録します。
画面の一部だけを撮影できますか?
はい。多くのOSや撮影ツールでは、四角形の範囲、1つのウインドウ、画面全体から選べます。必要な周辺情報の量に応じて使い分けます。
画面キャプチャでスクロールしないと見えない部分も撮れますか?
通常の画面キャプチャで撮れるのは、現在見えている範囲だけです。下に続く内容には、ページをスクロールして画像をつなぐフルページ撮影またはスクロール撮影が必要です。
画面キャプチャにはどのファイル形式が適していますか?
多くのツールはPNGを標準とし、文字を鮮明に保てます。JPEGは小さくなりますが、圧縮による乱れが生じます。ドキュメントにはPNG、画素単位の正確さより容量を優先するときはJPEGが向いています。
出典
- Macでスクリーンショットを撮る — Apple
- Snipping Toolを使ってスクリーンショットを撮る — Microsoft