許可された電子書籍のページをMacでPDFに保存する方法
まずリーダーの公式PDF・オフライン機能を確認し、保存を許可された電子書籍のページをMacで順序どおりの検索可能なPDFにまとめます。

最初に、電子書籍リーダー自身の Download、Offline、Print、Save to PDF、Notes Export を確認してください。公式の書き出しはスクリーンショットよりも文字やページ順をきれいに保ちやすく、その作品に設定された許可範囲にも従えます。
自分の資料、オープンライセンス、パブリックドメイン、または撮影の明示的な許可を得た資料なら、選んだ表示ページを順番に撮影し、Macで一つのPDFにまとめられます。DRMの回避、保護された本の複製、第三者による抽出を禁じるサービスの制限回避には使わないでください。
要点: 公式のファイル書き出しがある場合は、それを使います。インターネットに接続せず読むだけなら、アプリ内のオフライン機能を使います。スクリーンショット撮影は、許可されたページで見た目のレイアウトが重要なのに、公式機能では用途に合うファイルを作れない場合に限ります。
リーダーですでに許可されている方法を確認する
「ダウンロード」が必ずしもFinderに保存されるファイルを意味するとは限りません。別の方法を選ぶ前に、何が作られるのか確認します。
| リーダーの機能 | 通常作成されるもの | 適した用途 |
|---|---|---|
| DownloadまたはOffline | アプリが管理するコピー | 同じアプリでオフライン閲覧 |
| PrintまたはSave to PDF | 許可ページ数内の持ち運べるPDF | 保管または印刷してよいページ |
| Export Notes | 自分のメモとハイライト | 試験の復習や調査の要約 |
| EPUBまたはPDFのダウンロード | 持ち運べる電子書籍ファイル | 別の対応アプリで読む |
同じサービス内でも、出版社の規則は作品ごとに異なる場合があります。たとえばRedShelfとBibliUは作品ごとの印刷可能範囲を表示し、許可されたページをPDFにできます。VitalSourceはBookshelf内に限って書籍をダウンロードできるとしており、第三者ソフトウェアによる抽出や書き出しを禁じています。Perlegoのオフライン書籍はモバイルアプリ内に保存され、別ファイルとしては書き出せません。
印刷が無効になっている、または第三者による抽出が明確に禁止されている場合は、そこで止めてください。スクリーンショットツールは許可の代わりにはなりません。出版社、書店、図書館、アクセシビリティ窓口に、承認された別の方法がないか問い合わせましょう。
許可されたページをスクリーンショットPDFにする場面
画面に表示された状態が重要なときに、この手順を使います。スクリーンショットなら、撮影時に見えていたページレイアウト、図、コマ、ハイライト、余白、書体、リーダーの操作部分をそのまま残せます。たとえば、次の用途があります。
- 自分で作成した研修マニュアルや本の下書き
- パブリックドメインまたはオープンライセンスの教材
- 保存の許可を得た、講師提供の一部分
- 選択ページの印刷または撮影をリーダーが明示的に許可している作品
- サポートへの報告に必要な表示不具合の記録
公式の書き出しがあるなら、そちらを先に使います。ネイティブPDF、EPUB、メモ、授業資料の書き出しボタンは、通常、文字をより正確に保ち、ファイルも小さくなります。スクリーンショット撮影は、ページの保存が許可され、なおかつ画面の状態が重要な場合に限る補助的な方法です。
この手順でのShotomaticの動き
Shotomaticは、閲覧ページで繰り返す次の流れに向いています。
- 現在のページまたはviewportを撮影する
- キーを押して次へ進む
- 次のページが表示されるまで待つ
- 繰り返す
作業はこれだけです。Shotomaticでは、画面全体、特定のウィンドウ、指定した範囲を撮影できます。スクリーンショットの間隔を空け、Right ArrowやPage Downなどのキーを撮影の合間に送り、許可された一連のページを画像、ZIP、MP4、PDFに書き出せます。
ページの記録には、順序どおり一つにまとまるPDFが使いやすいでしょう。ShotomaticのPDF書き出しにはOCRが含まれ、検索可能なPDFを作れます。ただし、OCRは文字を完全に再現するものではありません。小さな文字、装飾文字、数式、手書き、低コントラストの表示では精度が下がります。
撮影前の準備
初回の撮影前に、Shotomaticへ Screen Recording の権限を与えます。自動でページを送るキーには Accessibility 権限も必要です。ShotomaticのPermissions Requiredダイアログから両方のmacOS設定を開き、使用可能かどうか確認できます。
続いてリーダーを準備します。
- 保存したい範囲を正確に開く
- ページ式のリーダーなら単一ページ表示など、安定したレイアウトに切り替える
- 最終PDFに残したいズームと文字サイズを設定する
- Cookieバナー、ツールチップ、ログイン画面、アプリの案内、広告を閉じる
- 通知を切るか集中モードを使う
- Right Arrow、Left Arrow、Space、Page Downなど、どのキーで進むか確認する
最終PDFには、撮影時に見えていたものがそのまま入ります。ツールバー、バナー、ポップアップが画面上にあれば、それも記録されます。
手順: 電子書籍のページをPDFに保存する
手順1: リーダーを開いて範囲を決める
リーダーアプリまたはブラウザ型リーダーを開き、撮影したい最初のページへ移動します。本なら一つの章、授業なら一つのレッスン、調査なら一緒に保管したい一連のページなど、まとまりを決めます。
ライブラリ全体やシリーズ全巻から始めないでください。範囲を絞ると、後で確認しやすく、名前も付けやすく、内容を信頼できる記録になります。
手順2: ウィンドウ撮影または範囲指定撮影を選ぶ
Shotomaticで撮影対象を選びます。
リーダーのウィンドウ全体をPDFに残すなら、ウィンドウ撮影を使います。許可されたブラウザ型リーダー、授業ページ、サイズが変わらないアプリでは簡単に設定できます。商用Kindle作品では公式機能を先に判断する必要がある理由は、KindleのPDF・オフライン機能ガイドで説明しています。
ページ内容だけを残し、ツールバー、サイドバー、ブラウザ枠を除きたいなら、範囲指定撮影を使います。設定は少し増えますが、記録をすっきり仕上げられます。
手順3: リーダーを進めるキーを設定する
利用中のリーダーを進めるキーを設定します。
| リーダーの種類 | 試すことが多いキー | 確認事項 |
|---|---|---|
| ページ式の電子書籍リーダー | Right Arrow | 単一ページ表示に向く |
| Web記事や授業ページ | Page DownまたはSpace | viewportごとの撮影に便利 |
| 固定レイアウトの教科書ページ | Right Arrow | 単一ページ表示とページ方向を確認する |
| スライド式のレッスン | Right ArrowまたはSpace | アニメーションや遅延読み込みを待つ |
開始前に、そのキーを自分で押して試してください。リーダーが進まなければ、Shotomaticは何も起こさないキーを正確に繰り返してしまいます。
手順4: 短いテストで撮影間隔を調整する
撮影間隔は、次の撮影までShotomaticが待つ時間です。まずは2秒に設定し、3ページで試します。十分かどうかは、実際の表示結果で判断してください。
| テスト結果 | 変更すること |
|---|---|
| 撮影よりかなり前に毎ページの表示が終わる | 間隔を少し短くして再度試す |
| 図やページが途中までしか表示されない | 最も遅いページが完了するまで間隔を延ばす |
| 同じページが2回入る | リーダーにフォーカスがあるか確認し、ページ移動の待ち時間を増やす |
| スクロールするページに抜けがある | 速度を変える前にスクロール距離を短くするか、重なりを増やす |
| ページ間でポップアップが表示される | 停止して閉じ、最後に正しく撮れたページからやり直す |
別のリーダーで使った時間をそのまま当てはめないでください。通信状態、画像サイズ、ページのアニメーション、Macの負荷によって表示時間は変わります。
手順5: 短いテストを行う
本番前に3〜5ページを撮影し、次を確認します。
- 毎回リーダーが進んだか
- ページの表示が完了しているか
- 構図がそろっているか
- ツールバー、ポップアップ、カーソル、通知が入っていないか
- スクロールするコンテンツには十分な重なりがあるか
問題のあるフレームが1枚でもあれば、ページ数を増やす前に原因を直します。短いテストなら、長い撮影をやり直すより簡単です。
手順6: 本番の撮影を行う
撮影を開始し、キーが正しいアプリへ届くよう、リーダーにフォーカスを保ちます。ページが止まったりポップアップが出たりした場合は Pause capture を使います。構図や対象を間違えた場合は Stop capture を使ってください。それまでに撮影したフレームは確認画面に残ります。
Shotomaticは、許可された範囲の終わりを判断できません。短い範囲ならページ数に合う撮影枚数を設定し、最後の数ページを見ながら境界で停止します。1ページ多く撮影した場合は、書き出す前に余分なフレームを削除してください。
手順7: スクリーンショットを確認する
撮影後、最終PDFに不要なものを取り除きます。
- 重複したページ
- 空白または読み込み途中のフレーム
- 誤って入ったツールバー
- 画面遷移の途中
- 章末画面、コメント欄、無関係なフッター
必要なページだけに絞りましょう。使いやすい閲覧用PDFは、スクリーンショットの枚数が最も多いファイルではありません。すべてのページが読めて、正しい順序に並んだファイルです。
手順8: PDFに書き出す
選択したスクリーンショットをPDFに書き出します。確認した順番を保ったまま、各スクリーンショットが文書の1ページになります。
後から検索しやすい文書が必要なら、PDF書き出しを使います。個々のフレームを編集または再利用するなら、画像のZIPも書き出してください。閲覧用のPDFと元画像用のZIPを両方残すと便利な場合があります。
わかりやすいファイル名を付ける
撮影は作業の半分です。後で内容がわかる名前を、書き出したファイルに付けます。
次のような簡単な規則が使えます。
topic-source-section-date.pdf
例:
ux-research-course-lesson-03-2026-07-05.pdf
visual-notes-reader-chapter-04-2026-07-05.pdf
lab-manual-figure-set-2026-07-05.pdf
多くの撮影セッションを保存するなら、資料またはプロジェクトごとにフォルダを分けます。OCRで検索用のテキストが追加されると、FinderやSpotlightからも探しやすくなります。
この手順が向いていない場面
すべての閲覧作業にスクリーンショット撮影が適しているわけではありません。
きれいなテキスト、引用、注釈、小さなファイルが必要なら、公式の書き出しを使います。ページがきれいに印刷でき、選択可能なネイティブテキストを残したいなら、ブラウザの「PDFとして保存」を使います。画面全体ではなく引用した箇所だけが必要なら、メモやハイライトを書き出します。
著作権で保護された資料やアクセス制限のある資料にも注意が必要です。個人用の参照として数ページを保存する場合と、作品全体の複製、ファイルの再配布、アクセス制限の回避では状況が異なります。法律やプラットフォームの規約は地域やサービスによって変わるため、この記事は実務上の手順であり、法的助言ではありません。
よくある質問
本やコミックのシリーズ全体に使えますか?
保護された本やシリーズをスクリーンショットの自動撮影で複製しないでください。出版社が用意した公式のオフライン機能やファイルのダウンロードを使います。この手順は、自分が所有・作成した資料、オープンライセンスの資料、または保存について明示的な許可を得た資料に限ります。
撮影の合間にはどのキーを使えばよいですか?
普段そのリーダーで使っているキーを選びます。ページ式のリーダーではRight Arrow、スクロールするページではPage DownやSpaceがよく使われます。撮影を始める前に手動でキーを試してください。
撮影間隔はどのくらいがよいですか?
長めの間隔から始め、3〜5ページで試します。画像が多いページや表示が遅い許可済みリーダーには、単純なテキストページより長い時間が必要です。すべてのページが完全に表示されることを確認してから待機時間を短くしてください。
書き出したPDFは検索できますか?
はい。ShotomaticのPDF書き出しにはOCRが含まれるため、スクリーンショット内の見えている文字を検索できます。ただしOCRは概算であり、装飾文字、小さな文字、数式、低コントラストのページでは精度が下がります。
ブラウザの「PDFとして保存」より適していますか?
きれいなネイティブテキストを保てるなら、ブラウザの「PDFとして保存」が適しています。画面上のレイアウト、図、コマ、注釈、リーダーの状態が編集可能なテキストより重要なら、スクリーンショット撮影が向いています。
関連記事
ほかの記事を見るKindle本をPDFでダウンロードできる?Macで使える公式の選択肢
Kindle購入本にAmazon公式のEPUB/PDFダウンロードがあるか、オフライン利用との違い、DRMを回避せずメモを残す方法を確認します。

スクリーンショットPDFとブラウザの「PDFとして保存」の使い分け
ブラウザのPDF保存は通常、選択できるテキストを保ちます。スクリーンショットPDFは画面のレイアウトを保ちます。ウェブページや電子教科書を保存する前に比較しましょう。

スクリーンショットを PDF、JPG、PNG、MP4、GIF、ZIP で書き出す方法
画質、容量、検索、共有方法を比較し、スクリーンショットに適した PDF、JPG、PNG、MP4、GIF、ZIP を選びます。

オフライン学習用の電子教科書を買う前のチェックリスト
購入前に、オフライン対応デバイス、持ち運べるファイル、印刷上限、利用期間、ノート書き出し、アクセシビリティを確認するためのチェックリストです。

保存が認められたページを扱っていますか?
Shotomaticなら、許可されたページのキャプチャを順番どおりに整理し、内容を確認して、Macで検索可能なPDFに書き出せます。ビューアーの制限や印刷上限を回避するものではありません。