Macで画面タイムラプスを作る方法(2026年版)
Macで一定間隔のスクリーンショットを撮り、MP4へ書き出して画面タイムラプスを作ります。Shotomatic、screencaptureとFFmpegのスクリプト、OBSを比較します。

長い作業セッションを見せたいものの、画面収録全体を相手に早送りしてもらいたくないことがあります。画面収録でも実現できますが、Macでの資料作成では、タイムラプスのほうが合う場合があります。
要点: 一定間隔でスクリーンショットを撮り、MP4に書き出します。完成物は、通常の画面収録より軽く、確認しやすいことが多いでしょう。Shotomaticにはこの機能があり、
screencaptureとFFmpegを組み合わせて自作することもできます。
タイムラプスが適している理由
画面収録は、すべてのフレーム、停止、寄り道を記録します。長い非同期共有や作業の振り返りでは、見る側が必要とする以上の情報になることがあります。
ファイルサイズ。 画面収録は動画を連続してエンコードするため、長いセッションは通常、一定間隔のスクリーンショットから作るタイムラプスよりかなり大きくなります。
完成動画から待ち時間を減らせる。 画面収録には、資料を読む時間、ビルドを待つ時間、席を外した時間もすべて入ります。タイムラプスは長いセッションをチェックポイントへ圧縮するため、完成動画を流し見しやすくなります。
書き出す前に確認しやすい。 画面収録の不要部分を切るには、通常は動画エディタを開きます。スクリーンショットから作るタイムラプスなら、撮影フレームを確認し、選んだものだけを書き出せます。
プライバシー確認。 画面収録にはSlackメッセージ、メール通知、パスワード入力画面、個人的な閲覧内容が入ることがあります。タイムラプスのスクリーンショットは、書き出し前に1枚ずつ確認しやすく、機密情報が見える瞬間を外せます。
Macで画面タイムラプスを作る3つの方法
方法1:Shotomatic
Shotomaticのスクリーンショット自動化はmacOSで動作します。タイムラプスの手順は、間隔を設定し、撮影し、MP4へ書き出すという流れです。
手順:
- 撮影間隔を設定する(例:5秒ごと)
- ウインドウまたは画面キャプチャを選ぶ
- セッションを開始し、撮影中も普段どおり作業する
- フレームを確認し、選んだものを書き出す
- Export → MP4を選ぶ
よい点:
- 外部の動画ツールなしでMP4へ書き出せる
- 書き出し前にGUIでフレームを確認できる
- アプリに絞った撮影のため、対象ウインドウを指定できる
- よくある作業向けのプリセットがある
- 撮影開始前に任意のカウントダウンを設定できる
注意点:
- Mac専用
- 必要な機能について、現在のプラン内容を確認する必要がある
- 音声は撮れない(画面収録ではなくタイムラプスのため)
向いている人: バグの証跡、社内共有、チュートリアル、ワークフロー資料を、短いGUIの手順で作りたいMacユーザー。
方法2:macOSのscreencapture + FFmpeg
無料で手動設定する方法です。macOSには標準のscreencapture CLIコマンドがあり、FFmpegで画像を動画につなげられます。
スクリプト:
#!/bin/bash
# Capture a screenshot every 5 seconds
mkdir -p ~/timelapse
i=0
while true; do
screencapture -x ~/timelapse/frame_$(printf "%05d" $i).png
i=$((i + 1))
sleep 5
done
Ctrl+Cでスクリプトを止め、FFmpegでつなぎます。
ffmpeg -framerate 30 -i ~/timelapse/frame_%05d.png \
-c:v libx264 -pix_fmt yuv420p timelapse.mp4
よい点:
- 完全に無料
- すべての値を細かく制御できる
- サードパーティ製アプリは不要
注意点:
- Terminalの操作に慣れている必要がある
- フレーム確認用のGUIがなく、ファイルを手動で扱う
screencaptureは画面全体を撮る(ウインドウを指定するには追加のスクリプトが必要)- 書き出し前のプレビューがない
- 撮影してからつなぐ、2段階の作業
- スクリプトを止め忘れやすい
向いている人: Terminalに慣れており、無料で柔軟なキャプチャ処理を作りたい開発者。
方法3:OBS Studio
OBS Studioは、無料でオープンソースの画面収録ツールです。スクリーンショット形式のタイムラプスを直接作るわけではありません。通常速度で録画し、後から動画エディタで早送りします。
手順:
- OBSで画面またはウインドウのキャプチャソースを設定する
- フル解像度で録画する
- 録画を動画エディタ(iMovie、DaVinci Resolveなど)へ読み込む
- 映像を10〜60倍速にする
よい点:
- 無料でオープンソース
- 必要なら音声も含められる
- 複数ソースやオーバーレイなど、高度な録画設定がある
- クロスプラットフォーム
注意点:
- 一定間隔のスクリーンショットより、通常はファイルがかなり大きくなる
- タイムラプス効果を作るために、別の動画エディタが必要
- 録画 → 編集 → 書き出しという複数段階の作業
- 軽い振り返り作成より、録画そのものに向く
- 撮影中のシステム負荷が通常は高い
向いている人: すでにOBSと動画エディタを使っている人、または完成物に音声や正確な再生内容が必要な人。
比較表
| 機能 | Shotomatic | screencapture + FFmpeg | OBS Studio |
|---|---|---|---|
| 料金 | 現在のプランを確認 | 無料 | 無料 |
| 設定時間 | 短いGUI設定 | Terminalでの設定が必要 | 録画設定と編集が必要 |
| Terminal | 不要 | 必要 | 不要 |
| MP4への直接書き出し | あり | FFmpeg経由 | 動画エディタ経由 |
| フレーム確認 | あり(GUI) | 手動でファイルを確認 | 動画エディタでタイムライン確認 |
| ウインドウ指定 | あり | 追加スクリプトが必要 | あり |
| ファイルサイズ | 通常は小さい | 通常は小さい | 通常は大きい |
| 音声収録 | なし | なし | あり |
| 後処理 | 最小限 | FFmpegコマンド | 動画エディタ |
Shotomaticでタイムラプスを作る
1. 撮影間隔を設定する
Shotomaticを開き、間隔を設定します。スクリーンショットを撮る頻度を決める項目です。
推奨間隔:
- 短いデモ/チュートリアル: 1〜3秒(滑らかで詳細な再生)
- デザインまたはコーディング: 5〜10秒(情報量とファイルサイズのバランスがよい)
- 1日を通した記録: 30〜60秒(小さく、全体像を確認しやすい)
初回は5秒から試してください。結果を見てから調整できます。
2. キャプチャモードを選ぶ
ウインドウキャプチャは、コードエディタ、デザインツール、ブラウザなど、1つのアプリに絞ります。デスクトップ全体ではなく、1つのアプリを中心にしたい場合に役立ちます。
スクリーンキャプチャは、ディスプレイ全体を撮ります。複数アプリをまたぐ流れに向きますが、通知やDockを含め、見えているものがすべて写ります。
資料向けのタイムラプスでは、まずウインドウキャプチャを試してください。通常は、対象に絞った見やすい結果になります。
3. キャプチャセッションを開始する
Startをクリックすると、Shotomaticが設定した間隔で撮影を始めます。任意のカウントダウンを使えば、対象アプリへ切り替える時間を確保できます。
後は、普段どおり作業します。Shotomaticはバックグラウンドで動作します。
撮影中のポイント:
- 対象アプリの上へ別のウインドウを重ねない(ウインドウキャプチャなら影響しません)
- 表示された通知を閉じるか、macOSの集中モードを有効にする
- 休憩する場合は撮影を止め、戻ってから再開する
4. 書き出す前にフレームを確認する
撮影を止めたら、Shotomaticのギャラリーでスクリーンショットを確認します。各フレームがサムネイルになり、素早く一覧できます。
次の内容が写っていれば、書き出しから外します。
- パスワード入力画面またはログイン画面
- Slackメッセージまたはメール通知
- 個人的な閲覧内容
- 長い停止時間(撮影を止め忘れた場合)
完成タイムラプスを書き出す前に、撮影した各フレームを確認できます。連続した画面収録では、機密情報がタイムライン上のどこにでも現れるため、確認方法が異なります。
5. MP4に書き出す
Export → MP4を選びます。Shotomaticがスクリーンショットを動画につなぎます。
書き出したMP4は、資料、チケット、社内共有、クライアントへの振り返りに使えます。基本的な手順には動画エディタは不要です。
用途別の撮影間隔
| 用途 | 間隔 | 1時間あたりの目安 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 短いデモ/チュートリアル | 1〜3秒 | 1,200〜3,600 | 滑らかで詳細な再生 |
| デザイン作業(Figma、Sketch) | 5〜10秒 | 360〜720 | 見た目の進捗を十分に捉える |
| コーディング | 5〜10秒 | 360〜720 | フレームを増やしすぎず詳細を残す |
| 1日を通した作業記録 | 30〜60秒 | 60〜120 | 小さくまとまった日次サマリー |
| ダッシュボード監視 | 60秒以上 | 60以下 | 定期的なスナップショット |
目安: 描画や素早いコーディングなど変化が速い作業には短い間隔、文章作成や資料閲覧など変化が緩やかな作業には長い間隔を使います。
活用例
社内共有とスタンドアップ。 「ログインフローを作業した」という文章を、変更内容が分かる短い振り返りに置き換えます。
QAの証跡とバグの振り返り。 秒単位の正確な再生ではなく概要が必要な場合、長い再現やテストセッション全体の流れを見せます。
チュートリアル作成。 通常速度の画面収録を最後まで見せず、何かを作成・修正する過程を示します。必要なら後からナレーションを加えます。
クライアントへの進捗共有。 正確な時間ではなく方向性と進捗を見せたい場合、関係者へ短いビジュアルの振り返りを渡します。
ワークフロー資料。 長いコーディング、デザイン、レビューを、画面収録より保存・再確認しやすい振り返りとして残します。
よくある質問
画面タイムラプスと画面収録の違いは?
画面収録は全フレームを連続して記録するため、ファイルがかなり大きくなり、実時間どおりに再生されます。画面タイムラプスは一定間隔でスクリーンショットを撮り、短い動画につなぎます。通常は軽く、流し見しやすい一方、完全な再生ではなく、間引いた振り返りです。
画面収録と比べて、画面タイムラプスはどのくらい容量を使いますか?
動画を連続エンコードせず、定期的なスクリーンショットだけを撮るため、通常はかなり少なくなります。正確な差は、解像度、撮影間隔、書き出し設定、セッション時間によって変わります。
画面タイムラプスの撮影間隔は、どのくらいが適していますか?
作業によって異なります。コーディングやデザインなら5〜10秒、1日を通した記録なら30〜60秒、短いデモやチュートリアルなら1〜3秒が目安です。
Macで画面タイムラプスを無料で作れますか?
はい。macOS標準のscreencaptureをシェルスクリプトで実行し、FFmpegでフレームを動画につなげられます。Shotomaticは画面上で操作できる方法です。選ぶ前に現在のプラン内容を確認してください。
画面タイムラプスに音声は入りますか?
いいえ。タイムラプスは一定間隔のスクリーンショットから作るため、連続した音声ストリームはありません。音声が必要ならOBSやmacOSの画面収録を使い、動画エディタで映像を早送りしてください。
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