チュートリアル
Shotomatic Team
読了まで約11分

スクリーンショット付きSOP(標準作業手順書)の作り方

対象範囲、担当、前提条件、ステップ形式のスクリーンショット、例外、確認項目、見直し日を備えたビジュアルSOPを作ります。

ノート、ワークフローの下書き、付箋の横に置かれたノートパソコン

この記事では、標準作業手順のビジュアル資料を作る方法を説明します。業務の境界を定義し、役割と前提条件を記録して、承認済みの手順を撮影します。管理項目と例外を加えたら文書をテストし、担当者と見直し日を決めます。

要点: 実用的なSOPでは、業務の開始条件、各部分の担当、完了方法、結果の確認方法、通常の流れが当てはまらない場合の対応が分かります。

SOPとは

標準作業手順書(SOP)は、繰り返し行う業務と、その周囲の管理方法を定義します。業務の目的、範囲、担当、入力、順序付きの手順、期待される結果、例外、見直し責任を記載します。

SOPは、クリックを並べただけの資料より広いものです。スクリーンショットはソフトウェア上の操作方法を示せますが、誰が、どの条件で行うかも文書で説明する必要があります。

SOPと作業手順書の違い

SOPは業務全体を説明し、作業手順書はその中にある1つの作業を説明します。たとえば、退職者対応のSOPには承認、アカウント所有権、データ保持、完了記録が含まれます。リンク先の作業手順書では、特定のアプリからユーザーを削除する方法を説明できます。

業務が短く、1つの役割が担当し、ソフトウェア操作そのものが業務である場合は、1つの文書にまとめます。複数の役割、システム、独立した作業によって保守しにくくなる場合は、SOPと作業手順書を分けます。

業務の境界を定義する

境界では、SOPの開始点と終了点を示します。手順を書く前に、開始条件、最終結果、想定する役割、対象外を記載してください。

具体的な端点を使います。

開始条件:マネージャーが承認済みの退職者対応依頼を提出する。
完了:アクセス権を削除し、会社データを保持し、完了を記録する。
担当:IT運用。
対象:アカウント管理権限を持つIT管理者。
対象外:給与、機器返却、法的な保存期間の判断。

この境界があれば、長い業務全体を、1人では完了できない1冊のガイドへ膨らませずに済みます。

入力、役割、前提条件を一覧にする

前提条件を記載すると、処理の途中でアクセス権がないことに気付く状況を防げます。必要な権限、承認済み依頼、元データ、ファイル、システム、バックアップまたはロールバック手順を一覧にします。

複数の役割が参加する場合は、責任を割り当てます。簡単な表で十分です。

責任役割
依頼を承認するマネージャー
アカウントを変更するIT管理者
データ保持を確認するシステム責任者
完了を確認する運用責任者

担当者を個人名だけで記載しないでください。役割なら人員変更後も残り、保守責任も明確になります。

現在の業務を実行し、手順を撮影する

最初の撮影では、安全なデータを使い、承認済みの業務を進めます。テストアカウントを使い、通知を閉じ、書かれている手順と現在の画面が合わない箇所を記録してください。

操作を探す、値を選ぶ、警告を確認する、目で結果を確かめる場所をスクリーンショットにします。画像が次の判断に役立たないなら、すべての文にスクリーンショットを付けないでください。

Action Captureなら、業務を行いながらソフトウェア上の流れを集められます。受け付けた各クリックは、操作直前の対象状態とクリック位置を記録します。撮影後に順序を確認し、偶発的なステップを除き、別々の小業務はそれぞれのガイドへ分けます。

長いワークフローを小さなガイドに分ける

長いワークフローの一部に独自の開始条件、担当、システム、再利用可能な結果があるなら分けます。概要SOPでは業務順を保ち、細かなソフトウェア操作は焦点を絞った作業手順書へリンクできます。

次のいずれかに当てはまる場合は分割します。

  • 異なる役割が別の区間を担当する
  • 1つの区間を複数の業務で再利用する
  • 1つの区間だけがほかより頻繁に変わる
  • 読者が1つの区間を独立して完了できる
  • 分岐が別の結果につながる
  • 最初から最後までテストしにくくなった

任意のページ数に合わせるためだけに分けないでください。1人が1つのアプリで行う15ステップの手順なら、5つの短いファイルを切り替えるより、1冊にまとめたほうが分かりやすいことがあります。

管理項目、例外、停止条件を加える

管理項目では、業務が安全に完了したことを確認する方法を説明します。アクセス権の変更、データ送信、コンテンツ公開、課金、元に戻しにくい操作の後には、チェックポイントを加えてください。

例外では、通常のステップが当てはまらない場合の進み方を説明します。各例外を、目で確認できる条件に結び付けます。

アカウントが共有ファイルを所有している場合は、アクセス権を削除する前に所有権を移管します。所有権を移管できない場合は停止し、システム責任者へ連絡します。

重要な警告を、末尾の長い注記へ隠さないでください。危険な操作の直前に停止条件を置きます。

ビジュアルSOPの構成

次の構成には、スクリーンショットだけでは伝わらない業務情報が含まれます。

タイトル:
目的:
範囲:
担当:
想定する役割:

開始条件:
完成結果:
前提条件:
入力:

手順:
1. 操作
   期待されるチェックポイント
2. 操作
   期待されるチェックポイント

例外と停止条件:
エスカレーション先:
完了記録:

確認済みの製品/手順バージョン:
最終確認日:
次回見直し日:
承認者:

これはコピーして使える文書構成であり、Shotomaticへ読み込めるテンプレートではありません。チームが承認と改訂を管理する文書システムに保存してください。

SOPをテストし、保守担当を決める

テストには、対象となる役割と想定した経験を持つ人を選びます。SOPだけを使って業務を完了してもらい、不足した前提条件、曖昧な手順、確認しにくかった結果を記録してください。

修正後、担当者は確認済みの製品バージョンと見直し日を更新します。画面、業務の担当者、リンク先の作業手順書が変わった場合や、例外が頻発して通常の流れへ含める必要が出た場合は、SOPを見直します。ビジュアル手順の一部だけが変わった場合は、該当ステップを確認し、そのスクリーンショットだけを差し替えます。

Action Captureはビジュアル手順の収集と編集に役立ちますが、業務の境界、役割、管理項目、保守計画を加えることでSOPになります。クリックごとの撮影手順は、Macでクリックからステップ形式の手順書を作る方法をご覧ください。

Frequently Asked Questions

クリック操作を分かりやすい手順書にまとめる

Action Captureは、クリックを順番どおりの手順として記録します。Macで内容を編集し、ガイドを書き出せます。

スクリーンショット付きSOP(標準作業手順書)の作り方 | ブログ | Shotomatic